福岡県は本格的に梅雨入りしましたが、くもりの日が多く今年の水不足が少し気になっています。
皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
今回ご紹介させていただくのは、産卵誘発剤のLHRH(黄体形成ホルモン放出ホルモン)をペレット化する作業で使用する基盤です。
名前は『ステンレス製コレステロールペレット作成器』。
なかなか馴染みが無い方もいらっしゃると思いますが、海産種苗生産業界では産卵誘発方法の一つとして確立された方法です。
今回、その手法の第一人者である、現近畿大学水産研究所白浜実験場 准教授 中田久先生のご指導を受け、作成器を製作いたしました。
通常はアクリル板で製作することが多いため、ステンレスで特注した場合金額は高くなります。
しかし、省スペースで作業ができる点、持ち運びが容易な点、頑丈な点など、メリットも多々ある商品です。
特にこだわった点として、作業中にひっくり返したり、板を持ち上げたりする必要が極力ないような設計になっております。
思えば素人感満載の図面を何度も書き直したものを、データ化してイメージが立体的になったときや、
お得意先様との再三の協議の末に完成した商品が弊社に届いたときには、喜びもひとしおでした。
さらには中田久先生からも最高のお褒めの言葉をいただき、感無量でした。
以下のリンクから中田先生の研究技術の内容とペレット作成器の使い方をご覧になれます。(リンク掲載の許可はいただいております。)
コレステロールペレット固形製剤を用いたLHRHaの埋め込み投与によるマハタ親魚の成熟・排卵誘導法
ブログの内容になってしまいましたが、ご興味のある方はぜひ御見積だけでもご連絡くださいませ。
一助になりますと幸甚です。
お問い合わせは以下からも可能です。